車の査定で気をつけなければいけないNG行為には、どんなものがあるのでしょうか?
ちょっとでも査定アップになればと、「良かれと思ってしたことが、実はNG行為で損しちゃった…」なんてことになる前に。
査定前のメンテナンスでのNG行為についてお話します。
実際に査定をするさいの注意点が知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
査定前のメンテナンスでのNG行為
- 車検・メンテナンス
- 修理・修復
大きく分けてこの二つになります。それぞれどうしてNGなのか?詳しく見ていきましょう。
車検・メンテナンス
車を売ったあとに買取業者が新しいオーナーに車を再販売するときは、車検を取ったり整備したりするわけですが、車を売る段階で車検や整備はしておいたほうがいいのでしょうか?
「そりゃ車検を取ってから売ったほうが高くなるのでは?」と思う人が多いと思います。
実際にはどうなのでしょうか?
車検
実際の査定では、車検の残り期間が長いほうが査定額が高くなる傾向にあります。
「だったら車検を取ればいいのでは?」と思いがちですが、そうでもないんです。
なぜなら、車検を取るために使った費用分だけ、査定額がアップすることはないからです。
すぐに車検が切れてしまうような切迫した場合を除いて、そのままの状態で査定にだした方が、結果としてプラスになるというわけです。
メンテナンス
オイル交換などの定期メンテナンスにつていも同様です。
オイルがまったく入っていないような状態ではいけませんが、多少汚れていても入っていれば大丈夫です。すぐに手放すのであれば、そのままの状態で査定に出しましょう。
走行に支障が出るような場合
例えば「ブレーキオイルが入っていない」とか「テールランプが切れている」などは、当然メンテナンスをしなくてはいけません。あくまでも緊急性のないメンテナンスについては、慌てなくても大丈夫ということです。
すぐに売らなくなった場合は、あとでちゃんとメンテナンスをしてくださいね。
修理・修復
実際には査定にほとんど影響しないような小さな傷や損傷でも、本人にとっては気になるもの。
「この前ぶつけてドアがへこんだ…事故車と思われて安くなっちゃう…修理したほうがいいかな?」などと不安になる気持ちもわかります。
※じっさいは事故車であることを隠匿してはいけません。気持ちの例えとして。
修理
修理に関しては、基本的にはやらないほうがいいでしょう。
なぜなら、修理代金分の査定額アップが見込めないことが多いからです。
買取業者はその道のプロですので、専門の修理業者とも提携しています。素人が個人で行うよりも安く修理することができますので、修理代金が査定に反映しづらくなるのは当然です。
車検と同様に、修理せずにそのまま査定にだしたほうが、結果プラスになることが多いです。
修復
簡単な修復に関しては、ケースバイケースですが、基本はやらないほうがいいです。
コンパウンドで磨けば落ちるような薄傷や、タッチアップなどでごまかせるような簡単な修復であれば、自分でできる自信があるのなら直してもいいと思います。
コンパウンドなどの意味がわからないなら手出し無用です。素人が安易に手を出して余計に悪化させてしまうと、逆に査定が下がってしまう恐れがありますので。
ステッカー・スモークフィルム
自分で貼ったステッカーなどは、簡単に剥がせるものは剥がしておいたほうがいいでしょう。
スモークフィルムはそのままにしておいて問題ありません。キレイに剥がせるならいいですが、無理に剥がしてあとが残ってしまうと査定に影響してしまいますので注意してください。
このように簡単にできる修復に関しては、「自信があればOK」でも「少しでも不安ならやらないほうがいい」ということになります。
まとめ
車検にしても修理にしても、考え方の基本は「使った金額分だけ査定アップするのか?」ということになります。
高価買取だけを考えれば、見積もり上では車検を通したほうが高くなりますが、トータルではそのままのほうに軍配が上がります。
緊急性がない場合は、そのままの状態で査定にだしたほうがお得です♪